2020.05.18

日頃勉強している事をしゃべってみて

山中 聡

 仕事柄、人の前で話す事には慣れている。一昨年の夏には英語でもプレゼンもした。なので、話す事には慣れているが、それでも緊張した。大学院での授業は90分であることが多いが、180分はさすがに長く感じたし、結果として休みを入れずに、一気に続ける事になったので、事前に話す内容のテーマを提供してもらい、スライドを作った。文字の大きさに気配りし、話す内容の根拠をできるだけ示すようにした。
 30人以上の聴講者と聞いていたが、結局、15人にも満たなかったと思う。ウィルス騒動の前であったので潰れる事はなかったが、2-3人の質問者がいただけで話の構成が良かったのか悪かったのか判然としないが、難しかった、と言うのがコメントの総合評価であったようだ。
 栄養学をベースにした業務に就かれているはずの栄養士を意識して中身を考えたが、栄養学の根本は生化学なので生化学的側面は外せないと思ったが、日常業務ではそこまで考えている訳でない事も実感した。古典的栄養学の世界にサプリメントの話を盛り込むと色々悩むところが出てくる。分子としてのアスコルビン酸とミカンの中の栄養素としてのビタミンCは決して同じではない。葉酸もfolateとfolic acidは同じではない。後者は化学合成されている。こうした点は今後意識する必要がある。