日本サプリメントアドバイザー認定機構-- 日本臨床栄養協会 --
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第3回NR・サプリメントアドバイザー交流研修会開催報告

主催:日本臨床栄養協会コミュニケーション室

日本臨床栄養協会では、具体的事例に参加者同志が考えを出し合い、講師・ファリシテーターを交えた相互の意見交換を通じて、生活者に正しく情報提供のできるNR・サプリメントアドバイザーを目指すことを目的として、交流研修会を実施してきた。第1回テーマ「事例からみたNR・サプリメントアドバイザーの役割とそのサポートについて」、第2回テーマ「健康食品による事故はなぜ起きるのか。〜起こさないためにNR・サプリメントアドバイザーができること〜」に引き続き、第3回目となる研修会について報告する。

■日時 2013年11月16日(土) 13:00〜17:30
■会場 日本調剤山手薬局3階会議室(東京都目黒区大橋2-22-45)
■参加対象者 NR・サプリメントアドバイザーとNR資格保有者
■テーマ 「健康食品関連情報の入手方法と解釈・活用方法」
■参加費 3,000円
■単位認定 NR・サプリメントアドバイザー更新のための10単位
■参加者 26名

<参加動機>

・アドバイザリースタッフ同士の交流と単位取得のため。
・1回目、2回目と参加し、その経験を生かしたいため。
・OTC薬の販売の際に一言のアドバイス:食事の面、サプリメントなど出来るようになるため。
・ドラッグストアに就職を考えており、その際活用できるのではと思ったため。
・サプリメント開発担当者と話を進めたり、顧客担当部署へのQ&Aを作成したおり、リスク表示を行っていくうえで、どのような安全情報を入手し続けてしていくかというのに興味があったため。
・前回参加して大変有意義な会で、様々な職種の方が参加されており、それぞれの立場から意見交換、また意見をぶつけ合いながら現状の健康食品利用に関する問題点、改善策を検討していきたいと思ったため。
・まさに学びたいと思っていたテーマのことについて学びたいと思っていたテーマだったので。

<プログラム>

●進行 柿木孝志先生【日本臨床栄養協会情報部 コミュニケーション室長】

●第1部…講演(問題提起):堀 美智子先生
 サプリメントと情報について、いかに正しい情報を収集して吟味し、活用するかについて問題提起した。日本の再興戦略の中で、戦略市場創造プランを実施するための主要施策として、「食の有する健康増進機能の活用」が挙げられている。今後、誰がどこでどのようにサプリメントの情報を提供していくのかが問われ、そこでNR・サプリメントアドバイザーは社会的に重要な役割を担うことになる。1998年にWHOで定義された「健康に関する情報にアクセスし、理解し、利用できる個人的な能力」を上げることが、健康寿命の延伸には、必要だということで、世界的な健康に関するキーワードは「ヘルス・リテラシー」という言葉に置き換えられている。その個人的な能力を高めるためにNR・サプリメントアドバイザーが頑張りましょうという位置づけになってくるだろう。
 NR・サプリメントアドバイザーとして社会的使命を果たすため、サプリメントが安全に、さらに使用者の健康に寄与するように商品とそれに関した情報を的確に提供できるようにする。そのために、本日のテーマである情報を得る技術、知恵を有していったら良いかを考えた。
●第2部…グループワーク(5グループ)
 第1部で紹介したサプリメントの情報源、ω3系脂肪酸を例にサプリメント情報の実際、情報の評価について、基本的な知識をどう構築するか等、サプリメントの情報の収集・評価・活用について各グループ意見交換をし合い、ファシリテーターを交えてグループ発表へと纏めた。
ファシリテーター ◇須田 良和先生【NR・サプリメントアドバイザー】
◇三橋 清治先生【NR・サプリメントアドバイザー/日本臨床栄養協会情報部委員】
◇米原ゆかり先生【NR・サプリメントアドバイザー/日本臨床栄養協会評議員】
◇佐々木千里先生【NR・サプリメントアドバイザー/日本臨床栄養協会評議員】
◇伊藤真由美先生【NR・サプリメントアドバイザー】
  

●第3部…発表とまとめ
各グループでディスカッションした内容を発表し合った。


Aグループ:現場でどのように情報提供をしているか話し合った。

○問題点
積極的な情報提供ができていない。
○情報提供方法について
相談者から聞いたサプリメントが知っている素材か、知らない素材かで、対応をしている。
○今後の要望について
正しい情報を提供するためにも、正しい情報源を纏めた資料(サイト)を構築することを要望として意見を出した。


Bグループ:どのような段階で情報提供をしているかをディスカッションした。自分の状態を知っていただく手伝いをするのが、NR・サプリメントアドバイザーの役割との結論になった。

○情報提供方法について
治療を受けている方と、治療を受けていない方に分けて、その方の状態を把握する。 治療を受けている方は、お薬手帳や検査値データを見せていただき、希望サプリメントを主治医に相談できるようメモを作成し、NR・サプリメントアドバイザーの氏名も記載する。
治療を受けていない方は、参考図書やインターネットを活用し、情報提供する。商品の選択や生活習慣では食事バランスガイド等も活用し、食事・睡眠・運動も含めて総合的にアドバイスを行う。OTC薬や漢方も活用し、メーカーに問合せをしながら科学的根拠に基づいた情報をご案内する。
○再来のために
再度、相談に来てもらうためには、信頼関係を大切にし、丁寧なカウンセリングを心掛ける。
「私たちの勉強にもなりますので、ぜひまたいらいして、その後の様子を教えて下さいね。」と帰りにお伝えする。相談者もその後の様子を教えることで、役立ててくれる人がいるということが、わかってもらえて、一緒に健康について考えていくことができるのではないか。
○商品選択について
高額すぎる商品や電話相談窓口がない商品、開封後の返品ができないもの等は、信用がおけないという見方ができる。
○今後の要望について
アドバイザーのスキルにばらつきのないよう今後、日本臨床栄養協会が窓口となって情報を共有できるような仕組みを継続してほしいとの要望が出た。

Cグループ:サプリメントの情報源・解釈・活用方法の流れについて現状をディスカッションした。

○情報源について
ネット・書籍・セミナーや学会・消費者団体・サプリメントの製造元・カウンセリングをしながら消費者自身から情報を得ている。
○解釈について
個人のスキルによるが、同じ職種に相談したり、得た情報を対象者に合わせて、心理学的解釈をする。
○活用について
相手の状況に合わせて伝達方法を選ぶ。相手を否定せず受け入れ、アドバイザーの誠意と人間性を大切にしていく。
○今後の希望について
アドバイザー全員が、共通の見解は難しいかもしれないが、会員専用ページの「会員の広場」をもっと活用して、アドバイザー相互で意見交換が活発にできたらいい。異業種の学会に参加することも有意義な情報を得ることができるので、活用していく。

Dグループ:サプリメントの情報の入手・判断・活用方法の現状をディスカッションした。

○情報の入手の仕方
成分の入手の仕方と製品の入手の仕方にわけて考えた。
成分は、インターネット・メーカーへの問い合わせ・研修会資料・データベースを活用する。
製品は、インターネット・メーカーへの問い合わせ・パッケージ表示を活用する。
○判断の仕方
上記の情報が正しいかどうか。エビデンスが正しいかどうか。公的機関から発表されているか。メーカーが誠実に回答されているか。というポイントから判断している。
○活用の仕方(消費者にどのように伝えるか)
相手のバックグラウンドを把握し、サプリメントが必要か判断する。 情報は常に変化するので、最新情報を確認し、正しい情報を提供し、最終判断は相手に委ねる。

Eグループ:サプリメントの情報源・解釈・活用方法の現状をディスカッションした。

○情報の収集について
素材に関するものと製品に関するものの入手方法に違いはないと考える。メーカーから得られる情報は少なく、製品間での情報の違いが大きい。
○解釈・活用について
素材のもつ効果効能と医薬品との相互作用があるか否か、製品に含まれる素材の含有量の違いが実際にあり、素材と製品の情報が曖昧になっている現状。
○国への要望
製品情報を開示し、ハイクオリティー認証制度のような製品を評価する第3者機関の設立を希望する。
○Eグループへの質問
配合量と含有量が同量でない素材は健康食品として使えないため、含有量を重視するような認証制度が現場では必要となるのではないか。

オブザーバー細谷憲政氏から
今回、オブザーバーとして本研修会にご参加いただいた細谷憲政氏より、初めて栄養表示を手掛けられた経験から、また、サプリメントアドバイザーの提唱者として、国際的動向とこれからの日本の在り方についてお話をいただくことができた。


●第3部…交流会
 研修会終了後に資格者同志の交流の場を設けた。和やかなムードで資格者の方々の交流会となった。
  

堀美智子先生からの総括
グループディスカッションの発表から、本研修会のテーマである「健康食品関連情報の入手方法と解釈・活用方法」の総括を堀美智子先生がまとめた。
・サプリメントの情報は、患者にある。だからその方のバックグラウンドがとても大事。
・サプリメントを扱う者は、解剖学の知識も重要なので、ぜひ勉強していこう。
・食品表示について、まず日本と海外との違いを知ろう。
・企業が使いたくても使えない素材、表現したくても表現できない問題があることを皆で共有したい。
次回開催について
第4回NR・サプリメントアドバイザー交流研修会
日時:2014年4月26日(土)
テーマ:「私たちが求める食品表示とは」
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