日本サプリメントアドバイザー認定機構-- 日本臨床栄養協会 --
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第11回NR・サプリメントアドバイザー交流研修会開催報告

主催:日本臨床栄養協会コミュニケーション室

日本臨床栄養協会では、具体的事例に参加者同士が考えを出し合い、講師・ファリシテーターを交えた相互の意見交換を通じて、生活者に正しく情報提供のできるNR・サプリメントアドバイザーを目指すことを目的として、交流研修会を実施してきました。今回は第11回目となる研修会について報告いたします。

【過去の研修会テーマ】

◯第1回テーマ「事例からみたNR・サプリメントアドバイザーの役割とそのサポートについて」
◯第2回テーマ「健康食品による事故はなぜ起きるのか。〜起こさないためにNR・サプリメントアドバイザーができること〜」
◯第3回テーマ「健康食品関連情報の入手方法と解釈・活用方法」
◯第4回テーマ「私たちが求める食品表示とは」
◯第5回テーマ「「新機能性表示」私たちの取組み〜ケーススタディを中心に〜」
◯第6回テーマ「こんな時どうする?〜NR・サプリメントアドバイザーとして〜」
◯第7回テーマ「機能性表示食品の現状と対策〜NR・サプリメントアドバイザーが知っておくべきこと〜」
〇第8回テーマ「機能性表示食品のパッケージにおける情報提供のあり方〜作ってみよう!パッケージ〜」
〇第9回テーマ「あなたならどう答える?〜NR・サプリメントアドバイザーのために実践コミュニケーション術〜」
〇第10回テーマ「どのように対応する?〜対象者別実践コミュニケーション術〜」

■日時 2017年10月28日(土) 11:30〜17:00
■会場 日本調剤山手薬局(目黒区大橋2丁目22-45)
■参加対象者 NR・サプリメントアドバイザー
■テーマ 対象者ひとりひとりに合わせた対応ができるNR・サプリメントアドバイザーになるために
■参加費 4,000円
■単位認定 NR・サプリメントアドバイザー更新のための10単位、研修認定薬剤師制度3単位
■参加者 13名

<参加動機>

・学習と交流の拡がりのため。
・他の方がどのような活動をしているのか知りたかったため。
・内容に興味があり、少しでも多くを吸収したいから。
・実践的な知識の習得のため。
 

<プログラム>

●第1部…講演(問題提起):堀 美智子先生

「栄養と機能ライフステージ別に考える」

女性ではとくにライフステージごとに注意すべき症状や病気が異なる。 また、使用しているサプリメントや興味のあるサプリメントも異なる。 NR・サプリメントアドバイザーとして、各年代の背景まで考えた指導が行えるように働きかけることが大事である。

●ランチョンセミナー…辻 真知子先生

「食と健康〜塩分コントロールの重要性と高齢者の栄養」

健康増進へ向けた現在の日本の制度や方針について。 また、減塩の必要性や効果的な方法についてお話いただいた。 また、高齢者ではとくに塩分コントロールだけではなく、たんぱく質コントロールも重要である。

●第2部…グループワーク(4グループ)

4つの場面での対象者に対して、NR・サプリメントアドバイザーとしてどのように対応したら良いかを考え、 各グループごとに纏めた。

ファシリテーター
  • ◇A班:須田 良和先生【NR・サプリメントアドバイザー/素材情報室員】
  • ◇B班:佐々木 千里先生【NR・サプリメントアドバイザー/日本臨床栄養協会評議員】
  • ◇C班:白根 尚子先生【NR・サプリメントアドバイザー/コミュニケーション室】
  • ◇D班:山形 和子先生【NR・サプリメントアドバイザー】

●第3部…発表とまとめ

各グループでディスカッションした内容を発表した。

Aグループ

70代女性 高校生のお孫さん(女性)と一緒に来店。若いときと比べて背が低くなってきた。
骨粗鬆症が心配なので骨粗鬆症によいサプリメントでは何をとったらいいかとの相談。

70代女性の対象者にはサプリメントを勧める前に日常の食生活でカルシウムを摂取できているかの確認を行い、 合わせて運動をしているかなどの確認もした。 情報量が多くなりがちなので、紙媒体を用いて説明する工夫をした。 また、同行したお孫さんにも、将来に向けて骨粗鬆症予防のために今の時期からカルシウム摂取を勧めた。

Bグループ

70代後半男性 一人暮らし。 糖尿病の薬を服用している。奥様が亡くなって2か月が経った。 食事を作ったことがなかったので、奥様が亡くなってから食事を取ったり取らなかったりしていた。 体重が減り、ときどき低血糖も起こすようになったため、薬を止めて血糖値が気になる人の 特定保健用食品で血糖値を良くしたいと思うが、何を使ったらよいかとの相談。

体重減少は食事を取れていない低栄養から起きているため、 普段の食生活から対象者に積極的にアセスメントした。 また、現状の食生活に対するアドバイスだけでなく、趣味や気分転換の方法など、 食事以外の面についての提案も心掛けた。

Cグループ

40代女性 貧血。  病院で鉄剤を出されて飲んでいるが、副作用で気持ちが悪くなってしまい鉄剤が飲めない。 医師に相談したら、鉄剤が中止になった。鉄分の多い食事をするように言われたが・・・。 何をとればいいのかわからない。よいサプリメントがないかとの相談。

40代女性 病院に通院しながら、 今回は馴染みのドラックストアに相談にきたという設定。 医師から鉄剤を中止と言われ、見放されたような感じを抱いていた。 信頼関係の構築に着目し、患者に寄り添った対応を心掛けた。 鉄剤そのものの推奨ではなく、鉄含有の多く食品で補う方法を勧めた。

Dグループ

60代男性 奥様と二人暮らし。 ACE阻害薬とストロングスタチンという血圧の薬と、脂質異常症の薬を服用中。 奥様が血圧にはカリウムがいいと、地域での料理教室で習ってきた。 カリウムがいいのならそれをサプリメントでとりたいとの相談。

今回は奥様が相談にきた設定。医師、薬剤師、栄養士のそれぞれの立場から対象者に対しての 注意すべき点や対応の仕方を発表した。同じNR・サプリメントアドバイザーであっても バックライセンス(職種)の違いにより、様々な視点から意見が述べられた。 ACE阻害薬、ストロングスタチンの副作用とカリウム摂取の注意点にも気付き、アドバイスを行っていた。

堀美智子先生からの総括

グループディスカッションの発表から、テーマごとに本研修会のテーマである 「対象者ひとりひとりに合わせた対応ができるNR・サプリメントアドバイザーになるために」の総括を 堀美智子先生が纏めた。

●第3部…交流会

研修会終了後に交流の場を設けた。始終和やかなムードで進み、様々な意見交換がなされた。


次回開催について

第12回NR・サプリメントアドバイザー交流研修会は下記のとおり開催する予定です。
日時:2018年4月15日(日)
テーマ:未定


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