2020.08.21

NR・サプリメントアドバイザーを取得して

樽 美希

 メディカルフーズの研究開発の仕事に就いて2年になります。メディカルフーズとは、医学的、栄養学的な根拠があり、医療・介護の現場で役立つ食品のことをいいます。
私は製剤研究室に所属しており、主に開発品の試作・分析に携わっています。今回、エビデンスを付与するものづくりに関わる中で、栄養素・食品の機能性などの多面的な面から業務を理解したいと思い、NR・サプリメントアドバイザー資格取得を目指しました。
私は大学時代に管理栄養士免許を取得していたため、取得までの学習については、さらに知識が増えていくことを楽しみながら行うことができました。苦手な科目は、NR・サプリメントアドバイザーの講義を何度も聞いたり、国家試験勉強に使用していたテキストを見直したりしました。
資格を取得した現在は、担当している開発品が、将来どのような位置づけ(保健機能食品や特別用途食品など)になるのかを意識しながら自分の業務に向き合えるようになり、やりがいをより感じながら業務を行っています。また、あらかじめ試作や分析の内容を理解した上で業務を行えるようになり、予想と違う結果に対して、その要因を考える力が身に付きました。資格取得を通して栄養素・食品の機能性に関する知識が増え、業務全体のスキルがアップして、先輩方と対等に話せるようになったと感じるとともに、より良いものを作りたいと思う気持ちが、ますます強くなってきました。
私には、91歳になる祖母がいます。食べる力が徐々に弱くなり、食生活に偏りがあるため体重が減ってきました。しかし、柔らかい食事や食べ馴染みのない食品を食べることに抵抗があり、今まで通りの食生活を続けることを望んでいます。医療の現場で役立つことはもちろんですが、幅広い高齢者が満足し、大切な生活の一部にとして受け入れてくれる食品を作ることが、今後の私の目標です。