
薬剤師、スポーツファーマシストとして活動中の小河原貴弘さん
薬剤師、スポーツファーマシストとして活動中の小河原貴弘さん
私はスポーツファーマシストとしても活動していますが、現在多くのアスリートはサプリメントの有用性、必要性を感じつつも専門のアドバイザーに相談する機会が非常に乏しい状態であると感じています。私もこれまで薬などの知識はあってもサプリメントや食事・栄養に関しての知識は十分ではないと感じていました。そこでアスリートや運動をする人々にサプリメント等のアドバイスをより的確にできるようになるため、この資格を受験し必要な知識を身につけようと思いました。
私は薬剤師ですので薬や人体の基礎的な知識はありました。しかし栄養等の知識について学ぶ機会はこれまであまりありませんでした。それを冷静に分析し、自分が何を知っていて何を知らないのかをはっきりさせることを最初に行いました。その後は自分が知らない知識からがむしゃらに参考書等を読みあさっていきました。そうすると、今まで知っていた知識と知らない知識が結びつき、より鮮明な理解へと繋がったと思います。まずは自分の知っていることを明確にすることから始めるのをおすすめしたいですね。
仕事中に会う患者さんは病気と関係する食の悩みを抱えていることが多いです。いろいろな相談を受ける時に、この資格で得た知識によって的確なアドバイスができることも多くあります。
またプライベートにおいても、食は運動や美容などと関係しアドバイスを必要とする人は意外と多くいます。そんな時にこの資格の知識は大変役に立っています。
もちろん、自分の健康にとっても役立ちます。
仕事中だけでなく、プライベートでも家族や友人にちょっとした健康を送ることが出来ます。自分の持つ知識が誰かを幸せにできた時、自分もまた幸せになれているような気がします。
「食」はQOLの一番根底にあるもののひとつ。そこへアドバイスできる資格。
難易度はひとによって違うと思いますが、その差は努力で補えると思います。大変だと感じる分だけ自分の成長幅は大きいです。資格をとって得られた知識は役立つ時が必ず来ると思いますので、ぜひ挑戦してみてください。